映画ANNAの上映館の横に丸善があり、そこに十二国記の新刊が超山積みになっていた。出版業界が力をいれているのもよく伝わってきます(車内吊り広告などもみますし)。
序章からの続きというか、実際には過去のお話でした。
高里が実は麒麟で、その麒麟がキングメーカーという存在であること、王選びに苦渋するってお話。
設定的にはとてもおもしろいと思ったんよね。キングにはなれないけどキングメーカーになるっていうのに。
想像ではどんどんわけわからん人物がアピってきて、どれを選んで良いか困りに困り……って展開かなと思ったらそうでもなかった。そのあたり、作者のオシャレセンスを感じる。
なんとか王を選らんだものの、偽王選びという最大の罪を背負う……おおぅ、めちゃ胸熱やないの、これと勝手に盛り上がりましたが、まとめ方はわりと無難だったかな。もともと対象年齢が低めということもあるのかなと思いました。
時々はさまる山田章博のイラストが最高やね。今回は表紙のおっさん誰やねんとずっと思いながら読んでました。