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十二国記2「風の海 迷宮の岸」を読んだ

映画ANNAの上映館の横に丸善があり、そこに十二国記の新刊が超山積みになっていた。出版業界が力をいれているのもよく伝わってきます(車内吊り広告などもみますし)。

風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)

 

 

序章からの続きというか、実際には過去のお話でした。

高里が実は麒麟で、その麒麟がキングメーカーという存在であること、王選びに苦渋するってお話。

 

設定的にはとてもおもしろいと思ったんよね。キングにはなれないけどキングメーカーになるっていうのに。

想像ではどんどんわけわからん人物がアピってきて、どれを選んで良いか困りに困り……って展開かなと思ったらそうでもなかった。そのあたり、作者のオシャレセンスを感じる。

 

なんとか王を選らんだものの、偽王選びという最大の罪を背負う……おおぅ、めちゃ胸熱やないの、これと勝手に盛り上がりましたが、まとめ方はわりと無難だったかな。もともと対象年齢が低めということもあるのかなと思いました。

 

時々はさまる山田章博のイラストが最高やね。今回は表紙のおっさん誰やねんとずっと思いながら読んでました。