読書はしばらく幕末気分がつづいているので、最後の将軍を読む。
慶喜の知識は教科書以上のことは特にもっておらず、なんか明治になってから、写真を撮ることが好きで、趣味人として生きていたらしいということや、なんで一橋慶喜というからには、一橋家の人が徳川15代将軍になれんの?みたいな、疑問ぐらいだった。
ちなみにそのあたり、大政奉還のくだりはあるていどしゃきっと理解できるものの、もう少し頁をつかってもよかったんじゃないかなと思ったりも。
短編なのでそれも難しいかななどと、どうでもいい感想がでてきます。
司馬遼太郎作品は尻すぼみのものが多い中、まだまとまった方ではないかと思います。
ただ、蟄居中の話などは、もう少し面白く描くこともできたのではないかと思いました。
ところで、安倍晋三が、「しっかり薩摩藩、長州藩で力を合わせて新たな時代を切り開いていきたい」とか言ってて仰け反りました。
慶喜が生きていたらさぞ悔しかったことでしょう(あきれたか)。