sek****

sekerto internacionalo

自分から名前をひいたら何が残りますか?

ある編集に長らくかかっていたのですが、よーやく校了して一区切りつきました。開放感半端ない。そうだビールも飲もう。ビールを飲むということを忘れるぐらい忙しかった。最近はビールの代わりにモンスターエナジーを毎日2本ぐらい飲んでまして……。

 

それはさておき、出版物って今は電子版があったり、電子版だけだったりアプリで配布したりして、校了して刷版しようが下版しようが刷了しようが、修正がきくんですよね。ありがたいようなありがたくないような。

それでも、致命的な誤植があったら終わる……というストレスからの開放はありがたいものです。

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それはさておき、超多忙のさなかでしたが、電車の行き帰りでは読書をかかさずしております。わたしはもっぱら、本屋さんにならんでいる本を買っているのですが、司馬遼太郎のシリーズものだったりすると、時々、前巻の終わりどうだっけ?とか、あの伏線がここで回収?などと確かめたくなったりしますので、Kindleやスマホで電子版を買おうかなと思うことも最近は多くなりました。それでもなんだかんだで、文庫本などの形のあるものを買ってしまいます。

 

それがCDであったり、ゲームでも同じなのですが、物質的にプロダクトされたものというのは単純に心が惹かれます。別に、電子版を否定するわけではありませんが、やはり造形されたアナログなものを所有したいというのは唯物論者でなくても人間が誰しももっている悲しい性なんじゃないかなーと思います。

 

そういう本でも、もっていて嬉しい本がいくつかあるのですが、わたしの特に好きな本を紹介します(とーとつ)。

 

質問

質問

 

 

田中未知さんという寺山修司のパートナーとして秘書として長らく活躍されていた方の「質問」という本なのですが、右開きでは日本語で、左開きには英語で同じ質問がかいてあります。

ペラペラめくって、目に付いた質問について一日中考えてみるといった遊びもできます。これは書籍ならではですね。

 

今までに忘れた人は全部で何人いますか ?

 

 などという問に対して真剣に考えてみてもよいしですね。また、ビールはあるが肴がない、今日みたいな日には肴にもなる本です。そういう肴になる本ってなかなかないんじゃないかなって思ったしません?

 

これは質問ですか?