第75回カンヌ国際映画祭グランプリ。怪物が公開されたときに、どうしても比較されてしまったので、こちらも観ておこうと思った次第。
人によってはCLOSEを観た後だと、怪物はいまいちというような評も聞いていた。
話の展開としては、美少年の仲良し二人が学校という社会の枠の中で微妙に関係がくずれていき、、、というもので、言ってしまえばそれを傍観しているだけの映画といえばそれだけ。
中盤以降、大きな転換があるわけではなく、主役少年の圧倒的空気感の演技のうまさで成り立っていた。
しかしこれ、どうなんだろうな。レミの母親とのくだりとかあそこ、もう一ひねり欲しいよなとも思った。
カンヌにしろ、欧州でもてはやされるのはこういう映画なんだろう。