世に棲む日日の後、花神を読んでいたことを忘れていました。
天才、高杉晋作の後のお話で、主人公は異形の秀才、
わたしなんか、大村益次郎って、桂小五郎とか高杉晋作とは異なり、歴史でもさほど学ばなくって、いったい何した人だっけ程度の知識です。
まぁこれは現代でいうところのアスペルガーの人でしょうね。
人との交わりが極端に苦手で、会話が成立しない。
一報で勉学や想像力については抜群に力がある。
こういった変人系超人のお話、しかも実話に基づくとなれば、面白くない訳がないということで、前知識もなく面白く読めました。
司馬作品って、最後が尻すぼみ感が半端ないけど、これも彰義隊以降の戦いについては、概ね割愛されております。
加筆するなら後1冊分は必要だと思うけど、そのあたり、毎回毎回物足りなさと、あっけなさを感じるのが、人生ってこんな感じに幕切れするものかなとも思ったりするのが不思議。