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sekerto internacionalo

ピンク色のワープロを納品する

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東京の事務所で先輩っぽい女性社員とあわてて書類をまとめているわたし。

どうやらこれから、クライアントのところへ向かうまでに、少し場所を借りているようだ。

 

なんかもう時間がなくってやばいって時に、人事部の誰かがわたしが間借りしている机に「田中 宗]という名前の給与明細を置いて去っていく

どうやらわたしを田中さんと間違っているようだ。。

 

うわー、もう会社をでなければならないのに、これどうしたものかなーと思いつつ、かといって給与明細を置き去りにするのもなーと気が引け、とりあえず預かっておき、納品に向かう。

 

事務所から出る時に、これ、誰かに渡しておいたほうがいいような……と思いつつ、納品先に行く。

 

地下鉄かなにかに乗って納品先へ女性社員とともに行くと、そこは駄菓子屋のような店構えでおっちゃんひとりしかいないところだった。

 

「これどうぞ」とピンク色かつ薄汚れたワープロを納品する先輩。

「ああ、ありがたい」とありがたく受け取るおっちゃん。

「なんでワープロってピンク色なんですかねー?」と変なことが気になるわたし。

 

「うちでつかっていたのもこんなんでね」とおっちゃんがしまっていたワープロを取り出すと、縦開きのタブレットを二枚合わせたようなもので、A4縦型がタイプしやすいものだった。

ちなみにメーカー名かブランド名として「MERY」というかわいくあしらわれたロゴもかかれている。

 

「そういや、うちのも薄汚れているけどピンク色だったなー」とふと思う。