小さいころはあの「くにゅん」とした食感が苦手でしたが、
年をとるごとに好きになってきた干し柿を作りました。
渋柿が干すことで甘くなるのが不思議でしょうがないのですが、
渋柿が渋いのは、シブオールというタン ニンが含まれているからです。シブオールは水溶性のため、食べると唾液に溶けて渋く感じます。干し柿は、渋柿を干すことでタンニンが水溶性から不溶性にな り渋く感じなくなります。また干すことで水分が抜けて糖度が高くなり、干し柿の甘味は、甘柿の約4倍にもなるのです。
だそうです。やはり不思議。
★1.干し柿の入手
地域によっては入手しにくいと思いますが、今はインターネットで購入できます。
私の住んでいる田舎ではそこここで売っております。
★2.干し柿を剥く
まず、へた周りを剥いて
ひっくりかえして、頭頂から下に剥きます。
ピーラーを使えば楽です。写真は包丁で剥いて失敗した柿。
ピーラーを使うとほら、簡単に綺麗に剥けます。
★3.熱湯消毒
剥いた柿は、荷造り用のPロープにひっかけます。
(寄り目をもどしてからひっかける)
そしてそのまま大鍋にいれて、10秒弱熱湯消毒をします。
干し柿はカビがつきやすいので、使い捨ての手袋をしたり、
アルコール消毒をされる方もおられるようですが、わたしはそこまではしませんでした。
★5.干す
そしてそのまま、手に触れないように気をつけて干します。
うちはろくにひっかけるところがないので、強力吸盤にワイヤーハンバーを加工してひっかけました。
あとは3週間ぐらい経てば、完成です。
★6.カビ対策
干し柿につきもののカビでした、みつかったら焼酎で歯ブラシでこすりおとし、再度、熱湯で1分ほど消毒します。
わたしは後日発生したカビには、ウイスキーのサントリーオールドでブラッシングした後、熱湯で1分消毒しました。