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十二国記 8「黄昏の岸 暁の天」を読んだ

シリーズ0 「魔性の子」とセットの作品。

ようやくここで伏線回収となるわけだけど、いままでの長編モノの十二国記と異なり、中だるみが少なくテンポよく読んでいける。

ただ、李斎が景国に助けを求める動機付けがちょっとというか、かなり弱くてそこがどうにも釈然としないまま読了(特に納得のいく伏線はなかった、何かあるのかなと思ったけど)。いままでの国とのつながりや国力を考えたら雁国へ行かない?などなど。

キャラクターはいままでの登場人物がぶわっと集まり、なるほどね、大団円にもっていきたいのだねと思って読んでいたら、麒麟救出作戦までのお話。ここから18年間新刊がでなかったのかなー、ファンにはたまらんねとも思ったり。

 

黄昏の岸 暁の天 十二国記 8 (新潮文庫)

黄昏の岸 暁の天 十二国記 8 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/03/28
  • メディア: 文庫