寂れた長屋があつまった町の裏路地。
手前にわたしともうひとり。
奥に女性ともうひとりが向き合っていてる。
女性は両手でつかむようなやっとこなような器具を持っていて、
そのやっとこで、加熱された小さな金属のマンホールのようなものを持っている。
空中にぶら下げられた、小さなマンホールの下に普通のマンホールがあり、
女性がやっとこから小さなマンホールを普通のマンホールに落とす。
あたかも、バーンと下にぶつかった衝撃の反動のように、
普通マンホールのふたがふっとび、炎柱が立つ。
女性の横にいた男の子がその勢いで足に火が移っているが見える。
よくよくみたた、自分の左足にも火が移っていて、
あー、燃えてるなーっていう感じで、特段おどろくこともなく、
ぱたぱたと火を消す。
左足をよく見ると、やけたズボン(白いフリースでパジャマにはいている奴だ)がまだくすぶっている。
焼けたズボンから、自分の足(膝近辺)が見える。
よく見ると、餅を焼いた時のように、表皮が焼けて浮き上がり、
ペリペリとはがれそうだった。