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蘇る玉虫厨子

■国宝 玉虫厨子とは
飛鳥時代に作られもとは法隆寺の金堂に安置されていた、仏堂形の厨子(仏像を安置する両扉の箱)で日本国宝とされている。

建築様式的には法隆寺の西院伽藍よりやや古い時代を示し、飛鳥時代の建築、工芸、絵画の遺品として重要である。透かし彫りの飾金具の下に本物の玉虫の羽を敷き詰めて装飾したことからこの名がある。現在、玉虫の羽は一部に残るのみで、当初の華麗さを想像するのはむずかしい。

厨子の扉や壁面の装飾画も著名で、釈迦の前世物語である「捨身飼虎図」(しゃしんしこず)、「施身聞偈図」(せしんもんげず)は特によく知られている。
http://heiseimaster.com/tamamushi/about.html

あぁ、そうそう昔ならったなーっていう玉虫厨子。
1400年経った現在の職人が復刻させるというお話。


昔、授業でならった時にあたまで描いていた
玉虫の羽のつかわれ方とは全然違いました。
羽を2mm幅にカットし、モザイクを貼る要領で、
使用していたのですが、色の変化が映像からもとても綺麗でした。


出てくる職人さんがどなたもプロフェッショナルで、
このプロジェクトにふさわしい方ばかりでしたが、
表にでてこない方も実際には多く、塗りだけでも総勢80名の方が
参加していると説明が舞台挨拶であり、この厨子を作る苦労が想像できます。


途中で、復刻版と同時に平成版も制作されていた説明がはいります。
ただ復刻させるだけではなく、現在の技術を駆使して作成した
バージョンも作っていたことにまず驚き。
そして、こちらの厨子も本当にお見事でした。
特に、玉虫の羽をモザイクで構成していくところが本当に美しかったです。
来年、岡山の林原で公開されるとお話がありましたので、
機会を作って観に行きたいと思います。


終わった後に、舞台挨拶があって、登場されていた職人さんの苦労と
現在のきびしい情勢を知ることができました。
すばらしい技術が後世に残れば本当にいいのですが。


終わったあと、売店であまった羽で作ったという玉虫のストラップを
見ましたがとても綺麗でした。でも高くで手がでなかったです・・・・・・(6000円前後)。

公式サイト
http://heiseimaster.com/tamamushi/