映画「Other Music」は、実際にあった店舗「Other Music」の歴史と倒産に至るまでのドキュメンタリーで、オプチャでの紹介で俄然興味をもちました。
内容は、2000年代には、音楽産業が最も活気づいていた時期であり、「Other Music」は独自のセレクションで多くの音楽愛好家から支持を受けていましたが、しかし、ストリーミングサービスの台頭や、オンラインショッピングの普及など、音楽販売の形態が変化する中で、「Other Music」は2016年に倒産してしまいその倒産前後の様子を主にインタビューで紹介していく内容でした。
本作は、「Other Music」が如何にして多くの音楽ファンに愛されたか、そして、その後の音楽業界の変化がどのように音楽店舗に影響を与えたかを詳細にインタビューを通じて浮き彫りにします。映画を見ることで、音楽業界の変化が音楽店舗に与えた影響を改めて感じさせられましたが、倒産から7年。世の中はますますサブスクって感じですね。
わたしは個人的にサブスクには入っていない（入ろうと思わない）ので、店の方針にはすごく共感をしました。
それにしても、「Other Music」が、音楽ファンにとって、音楽を購入するだけでなく、あたらしい盤を発見する場所として非常に重要な存在だったことがよくわかりました。
本作を通じて、そのような音楽店舗がどのように大切な存在であるかを再認識させられました。2000年には隆盛を誇っていたレコードショップが2016年に倒産するなんて、時代の変化を感じざるを得ないドキュメンタリーでした。
インタビューにコーネリアス、リコメンドとして坂本慎太郎が映ります。
